アカガシ原生林の不思議
横倉山の尾根に広がるアカガシの原生林。
その中で繰り返される自然界のサイクル、感動的な生命のドラマや、この森ならではの珍しい植物や動物の生態系をジオラマで見るコーナー。
横倉山のおいたち
今から約4億2~3千年前、南半球にあったゴンドワナ大陸が分裂し、その一部が長い年月をかけて、今の横倉山の位置まで移動してきました。
その当時のサンゴ礁の海に棲んでいた生き物たちの化石や、当時の海底の様子を見ることができます。
横倉山のある越知町の市街地は、数万年前の仁淀川の河原だった…。
化石や岩石を調べることで、大地の動き、山がいつできたか、日本列島はどのようにしてできたのか、などがわかります。
地球の歴史
誕生から46億年。海、山ができ、最初の生命が、そして人類が生まれた。
地球の生命の進化のドラマを、生き物の化石や岩石、イン石などを通じて知るコーナーです。
横倉山の地質と自然観察・体験コーナー
越知町には、横倉山以外にも地質学的に特徴のある場所がたくさんあります。
その様子を見てください。
また、本物の化石やイン石にさわって、その特徴を体験してください。
歴史と伝説の横倉山
壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇。実は四国の山伝いに落ち延びて、横倉山に住んでいたという伝説や、江戸時代の越知町の様子などを、人形や映像、模型などで紹介します。
牧野富太郎と横倉山
横倉山には、アカガシの原生林や、世界的にも珍しい植物など、数多くの植物が自生しています。
この山に魅せられ熱心に研究を続けたのが世界的な植物学者・牧野富太郎博士。博士の発見、命名した植物やフィールドワークの様子を見てください。
昆虫コーナー
展示している標本は、故・大津 修氏(高知市横浜新町)が高知県内外で長年にわたり採集したものです。氏の没後、ご遺族の御好意により当館に寄贈され、”森の宝石”と呼ばれるシジミチョウ科のミドリシジミ属などを含む約150種1200頭の標本が、所蔵されています。なお、標本の整理・展示にあたっては、氏と同じ高知昆虫研究会会員である海地節雄氏(香美市土佐山田町)の御協力・ご指導を仰ぎ、氏の提供に寄る標本もあわせて展示しています。